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2021.07.26
光学フィルム~品質編~
光学フィルムの品質異常は大きく分けて「①材料起因、②加工起因」に分けられます。
異常モード(項目)として、それぞれ下記のものがあります。
① 材料起因
・ピンホール・・・点状の穴のような欠点
・浪み打ち・・・光の反射でフィルムが波打っているように見える欠点
・フィッシュアイ・・・フィルム自体にある魚の目のような点状欠点
・キズ・・・フィルムの長さ方向に規則的に発生するキズ
・デント(打痕)・・・物理的にものが接触、若干凹んでいるように見える欠点
② 加工起因
・キズ・・・規則的(抜き加工時)不規則(部品の取り扱い時)に発生するキズ
・デント(打痕)・・・物理的にものが接触、若干凹んでいるように見える欠点
・寸法不良
・クラック・・・抜き加工時に刃の応力でコーティング層やフィルム自体に発生するもの
・粘着剤欠落・粘着剤はみ出し・・・抜き加工時に刃の影響で糊が欠落・はみ出す現象
これらの起因があると、光学フィルムをカバーガラス・パネルに貼り合わせたときに
はっきりと見える外観不良が発生することになります。