新材料情報 新材料情報 新材料情報
2023.08.21
2023.09.21
高精度・高品質!スワコーの加工技術~光学フィルム編~
高精度・高品質!スワコーの加工技術~光学フィルム編~
誰もが一度は目にしたことのあるカーナビ。その車載表示部を見やすくするために重要な役割を果たしているのが、車載機器をメインに重要が高まりつつある「光学フィルム」です。自動車関連機器の分野で、今後ますます光学フィルムの需要が高まると言われている秘密とは?
代表取締役 池上 和明(いけがみ かずあき)
光学フィルムの技術
カーナビを始めとしたディスプレイの反射防止に不可欠
2023年現在、光学フィルムは様々な精密機器の画面に使用されています。シェアが一番大きなジャンルは自動車業界。カーナビの車載表示部の反射防止材として、光学フィルムが使われています。太陽光が入ると画面は見づらくなりますが、ディスプレイに仕込んだ光学フィルムが、その光を拡散させ、見やすい状態にしてくれるのです。
その他、自動車以外では、eスポーツや医療用のモニターにも活用されています。
自動車関連機器の搭載拡充で高まる需要
車載表示部用光学フィルムをメインに
自動車については、今後、車内設備のデジタル化が進むことが予想されます。例えば近い将来、ほとんどの車種で運転席のメーターパネルがモニター化されます。また、カーナビの車載表示部は、現在のコンパクトなものよりも、助手席側まで一体になった横幅の広いタイプが主流になると言われています。そうなれば、ますます光学フィルムの出番も増えるでしょう。
スワコーでは、その需要を狙い、今以上に自動車関連部品の開発に力を入れようと考えています。すでに、加工に必要となる唯一無二の設備を特注し、開発や増産のための体制を整えています。ポイントは、今よりも大きなものを加工できることと、寸法精度と切断面の品位(クラックレス)を上げることです。
電気自動車の市場規模拡大
多様化する車載ディスプレイにもスワコーの加工技術を
現在の自動車業界では、電気自動車市場の本格的な拡大が始まり、「100年に一度の変革期」と言われています。自動車とは縁のなかったSONYも電気自動車への参入を発表し、スマホや家電のノウハウを盛り込める分野としても注目度が高まっています。
2023年現在、SONYの公式HPで発表されているVISION-Sという車種については、「極限まで追求した美しいデザイン。安全性や操作性、エンタテインメントに至る体験まで、これからの移動の在り方を再定義していく」というコンセプトが打ち出されています。VISION-Sのディスプレイには、大型かつ湾曲した形状のカバーパネルを採用。移動手段から移動空間に変わることによって、デジタルコンテンツを楽しむための車載ディスプレイも多様化するでしょう。当社は、未来型の車載ディスプレイにも対応できる高精度・高品質の光学フィルムの加工技術を備えています。
(ソニー公式ホームページより)