その他 その他
2024.02.21
ISO認証の裏側に迫る!
昨今、数多くの企業が取得しているISO。その背景には、担当者の努力の積み重ねが潜んでいました。概念を具体化して実践する、という難しさがあるようです!
\今回お話を伺ったのはこの方!/
品質保証課・管理課
課長
K・Nさん
スワコーのISO認定年月日
・ISO9001 :2010年7月29日
・ISO14001:2010年2月10日
・ISO13485:2017年12月5日
取得に向けて……
スワコーの考え方を具体化
認証を受けるにあたり、各部門の品質マニュアルを作成しなければなりませんでした。当社独自の品質マニュアルが、ISOの審査基準に即しているかどうかがポイント。特に医療系のISO13485は、医療機器向け部品の一つひとつを評価されるため、要求事項に対する安全性や妥当性の証明に一苦労でした。当社がどのような目標を掲げ、それをどのように遵守していくか、というところを認めていただき、初めて認定が下りるという仕組みです。
取得に伴うメリット
安心・安全なお取引に直結
以前はお客様ご自身が当社にお越しになり、監査を実施していましたが、認証を受けて以降は少なくなりました。簡単な質疑応答を行い、自主監査にてパスという流れに変化。これはISOに認定されていることで、すでに「品質も環境も問題なし」というお墨付きをいただいているからです。プロセスの省略化・品質の信頼性向上という面において、大きなメリットが生まれました。
大変だったこと
取得してからが本当の始まり
まず、ISO取得に向けての活動自体を行うことが大変でした。外部機関で教育訓練を受け、内部監査員の資格を取り、そのあとにやっと各種整備業務に取り組めるというわけです。
しかし、本当に大変なのは、認証後の継続的な維持管理。ISOは取得すれば終わり、ではありません。自社で制定したマニュアルをもとに、社員がしっかりと遵守して実践する必要があります。社員の皆さんにISOの考え方や概念を浸透させるところから始まり、当社基準をベースとしたPDCAサイクルを実行できているか、という観点でチェック。定着するまで4~5年はかかったと感じています。
担当者としてのやりがい
繋いだ手から伝わる信頼感
お客様から監査を受ける際、ある程度知識が身についてくると、スムーズな受け答えができるようになりました。「こういうことを聞かれるかもしれない」と想定していた通りの質問があったときは、「準備ができていて良かった!」と実感。最後にお客様から「問題ありません。お取引しましょう!」というお言葉をいただいたときに、品質保証としてのやりがいを強く感じます。
———————————————
地球環境問題に配慮した脱石油の動き。そこから生まれた電気自動車を支えるのが「リチウムイオン電池」です。従来の電池よりも軽くて小さいながらも、非常に大量の蓄電が可能。しかも、放電後は充電できるので、繰り返し使えるのも利点です。コンビニエンスストアや道の駅などの駐車場の片隅で車が充電している様子を目にした人もいるはず。あれは車載リチウムイオン電池に充電しているのです。