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2023.09.13

2023.12.25

スワコーの技術の歴史

スワコーの技術の歴史

代表取締役 池上 和明(いけがみ かずあき)

スワコーの光学フィルム、OCA加工技術の歴史

原点は携帯電話のディスプレイのカラー化

スワコーの光学フィルムやOCAの加工技術の原点は、10年以上前に遡ります。2000年代半ば、大手メーカーの携帯電話が白黒からカラーへ変化するのを機にこの分野に参入しました。その後、デジタルオーディオプレイヤーやスマートフォン、カーナビといった、小型~中型ディスプレイの部品の加工を手掛けてきました。今後は、大型ディスプレイの需要も高まることが見込まれるため、先んじて設備投資に取り掛かっています。

国内メーカーとの関係

国内外で切磋琢磨し技術を高め合ってきた間柄

大手メーカーの携帯電話のディスプレイ部品を加工するにあたり、長野の工場にクリーンルームを新設しました。現在、本社工場とともに2つの工場を構える長野県の諏訪湖周辺は、「東洋のスイス」と呼ばれる、精密機械加工を営む企業が集中するエリアです。カメラ、顕微鏡、プリンターなどの光学製品を扱う有名なメーカーの工場がたくさんあり、そうした企業との取り引きのなかで、当社も加工技術を磨いてきました。プリンターやプロジェクターで有名なエプソンや、顕微鏡で有名なオリンパスは、中国のシンセンにも工場があります。そのため、当社の中国の拠点から、他社の現地工場へ部品の供給もしてきました。もちろん、長野でもお付き合いをさせていただいています。

深圳工場

チャレンジ精神の原点

難題にチャレンジする原動力はロジカルシンキングとネバーギブアップ精神

私は、大学で電子情報工学を学び、この世界に飛び込みました。私のモットーは、ロジカルな考え方を大切にしつつ、チャレンジし続けること。大学のアメリカンフットボール部で培った諦めない精神も大いに活きていると思います。2代目社長に就任してからも、扱いの難しい材料や、加工の難しい部品にも積極的に取り組み、ノウハウを蓄積してきました。
今後は、電気自動車や自動運転といった技術の進歩とともに、光学フィルムの需要が高まることを期待しています。これからさらに大型化するディスプレイには、当然大型の光学フィルムやOCAが必要となります。早速、それに対応できる切削加工機を導入し、シェア獲得に向けて今からノウハウを蓄積しているところです。

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