その他 その他
2023.09.20
2023.12.25
スワコーの今と未来
代表取締役 池上 和明(いけがみ かずあき)
市場の動向に合わせた取り組み
狙うのは、電気自動車と自動運転の進歩で拡大する大型ディスプレイ市場
今後力を入れていきたい分野は、大型のディスプレイ用の光学フィルムと、リチウムイオン電池関連の部品の加工です。その理由は、電気自動車や自動運転の技術が格段に進歩してきたからにほかなりません。
今後は、自動車が、単なる移動手段だけではなく、「移動空間」として利用されるようになります。そのため、車載ディスプレイの大型化が進むことが見込まれます。例えばカーナビの車載表示部については、近い将来、助手席側までのワイドな画面が一般的になるようです。また、特に電気自動車では、必然的に車内の様々な数値を示すためにモニターが使われます。その需要を狙わない手はありません。先立って設備投資をし、早い段階で大型光学フィルム加工のシェアを獲得したいと考えています。
もちろん、ものづくりにおいては、低コスト化のための技術や設備も必要です。コスト競争力をつけることにも取り組んでいきます。
システムのアップデート
ERPで社内の全てのデータを統合
私は、大学で電子情報工学を学びました。そのため、社内の管理システムの改善にも自ら取り組んできました。現在は、より効率的なERPシステムを導入し、メーカーと共同で新しいシステムにアップデートしている最中です。生産性など、あらゆる数値がデータベース化できてきたので、うまく活用して業務の効率化を図りたいと考えています。
品質管理と技術力の向上
未知の素材でも、どこよりも早く加工技術を確立し事業に反映できる企業でありたい
大型部品の加工技術向上や、厳格な品質管理基準の遵守には、今後も自信を持って取り組んでいきます。
今後、まったく新しい素材が世の中に出てきたときは、お付き合いのある素材工メーカー様に協力していただき、素早く事業に反映することが目標です。業界全体で未経験のことでも、どこよりも早く技術を確立し、品質の高い部品を提供できることが当社の強みです。車載表示部の光学フィルムやOCAの加工で培った技術を活かしていきたいと思います。