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2023.10.04

2023.10.09

あなたの世界をちょっとヨクスル~グラファイト編~

あなたの世界をちょっとヨクスル~グラファイト編~

突然ですが「グラファイト」、聞いたことがありますか?「ファイト?戦い?え、何?」と「?」を浮かべる方がほとんどのはず。このグラファイト、実は私たちの、身の回りにたくさん潜んでいるのです!

グラファイトとは

ダイヤモンドや石炭と同じ炭素の黒い鉱物

グラファイト(GRAPHITE)は日本語で「石墨(せきぼく)」と言います。「石」で「墨」。「硬くて、黒いのかな?」と思うでしょうが、おおむね正解です。グラファイトは鉱物で、ダイヤモンドや石炭などと同じ「炭素」から成り立っています。鉱物ですから柔らかいわけではありません(でも、ダイヤモンドのように硬いというわけでもなく、その点は後述します)。色は黒。アメリカ、カナダ、スリランカなどで採掘されていて、昔は日本にも採掘場がありました。

グラファイトの性質と用途
世界各地で採掘されているということは、グラファイトの需要があるということ。そこでグラファイトの持つ性質別に主な用途を見て行きましょう。

①柔軟性があって滑りやすい

先ほど「ダイヤモンドのように硬いというわけでもありません」とお話しました。グラファイトは構造上、比較的柔らかい特徴があります。滑りやすさもあります。そこで、グラファイトの粉末を他の材料と混ぜて、さまざまな製品が作られています。代表的なのが鉛筆やシャープペンシルの芯。滑らかな書き心地はグラファイトのおかげ!自動車の窓を拭くワイパーの黒いブレード部分にも、ガラスをスムーズに行き来できるようグラファイトが使われています。

②電気を伝えやすい

導電性を生かした、今もっともホットな用途が「自動車用電池」です。時代は内燃機関の車から電気の車へ。その重要なバッテリー源であるリチウムイオン電池、ニッケル水素電池でグラファイトが大活躍!「電気」にまつわる部品のあちこちにもグラファイトが活用されています。

③高温にも耐えられる

何千度という高温でも、急激な温度上昇でもグラファイトは変質しません。そこで非常に高温に達する機械内部の部品同士をつなぐパッキンの材料に使われています。高温のなかでも2つの物をぴったり接着するシール材としてグラファイトシートというシート素材も作られています。

④化学薬品による変化にも耐える

グラファイトは酸性の物質にも、アルカリ性の物質にもほとんど反応しません。①~③で挙げた使用例にはこの性質も生かされています。

スワコーのグラファイト加工

熱拡散グラファイトシートのラミネート加工はお任せ

スワコーでは熱対策部品の1つとして、熱拡散グラファイトシートのラミネート加工を行っています。先ほどお話した①~④の性質を生かし、LED、CPUなどの放熱、パソコンやテレビなど電子デバイスの熱拡散にご利用いただけます。

\生活のあらゆる場所、物のなかで活躍するグラファイト。
4大特長を活用して今後も私たちの暮らしを支えます!/

※参考URL
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B0%E3%83%A9%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%83%88
https://www.juntsu.co.jp/qa/qa0908.php
https://www.n-kokuen.com/graphite/

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