あなたの世界をちょっとヨクスル～断熱材編～

「断熱材」と言えば真っ先に住宅の壁に使われる断熱材が思い浮かぶのではないでしょうか。しかし、それだけではないのです！私たちの身近にありながら、見えない場所で活躍する断熱材に今回は注目します。

断熱材とは

高温が低温の場所へ移動しないように阻む素材

文字通り「熱」を「断つ」素材です。熱はエネルギーの1つで、基本的に高い方から低い方へと移動する性質があります。空気中を漂いながら、物質中を通りながら、高温の場所から低温の場所へと移動していきます。このように熱が移動や伝達をしないようにするのが断熱材の役割です。

一番身近な断熱材

住宅の屋根や壁に使用して室内の温度を保つ

誰もがお世話になっているのが住宅用断熱材です。壁や屋根を見てください……と言っても見えないのですが、内部で断熱材が大活躍しています。断熱材がなければ、夏の酷暑が壁や屋根を伝わって、家の内部にまで到達。室内の気温は上がる一方です。逆に冬場、暖房で室内を温めていても、断熱材がなければ、壁や屋根を通じて熱が外へ伝わり、室内の温度は低下します。そうならないよう、断熱材が熱の移動や伝達を阻止して、室内の温度を快適に保ってくれているのです。

断熱材の素材

グラスウールやウレタンなどさまざま

住宅用以外にも断熱材はさまざまな物に使われています。たとえば、発泡スチロールの箱も断熱材。アウトドアに欠かせないクーラーボックス。冷蔵品や冷凍品を運ぶ保冷車の荷台部分。「断熱すべき箇所に断熱材あり」です。その断熱材の素材はさまざまです。代表的なのはグラスウール。そのほかに、発泡プラスチックのウレタンフォーム、ポリスチレンフォーム。フェノールフォームも断熱材に使用されています。

スワコーではウレタンフォームも加工

熱、音、振動の対策にウレタンが活躍！

断熱材の素材の1つ、ウレタンフォーム。この加工もスワコーは行っています。具体的には各種ゴムやエラストマーなどと合わせてウレタンフォームの打ち抜き加工を行っています。ウレタンフォームは断熱材の素材であるほか、防振・防音・衝撃吸収の素材としても活用されています。先ほど熱をエネルギーと言いましたが、音、振動もそれぞれ、エネルギーの1種です。ウレタンフォームは熱、音、振動といったエネルギーの影響を軽減したり解消したりする優秀な素材と言えます。

ウレタンフォームの主な特長
①高い断熱性
ウレタンフォームはごくごく小さな気泡で成り立っています。その気泡の中に非常に熱を伝えにくいガスが閉じ込めています。そうして断熱性能を高めています。
②水や湿気に強い
多くの断熱材は水や水蒸気の影響を受けると断熱効果が弱まります。そのデメリットがウレタンフォームにはありません。
③薬品の影響も受けにくい
「耐薬品性」と言います。濃酸と一部溶剤以外の影響を受けにくい素材です。

スワコー公式HPはこちらから！
https://swacoo.co.jp/

※参考URL
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%96%AD%E7%86%B1%E6%9D%90
https://www.homes.co.jp/words/t1/525000544/
http://www.jufa-urethane.org/koshitsu_polyurethanefoam/
http://www.urethane-jp.org/chishiki/mitsuketa1-2.html