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2023.10.16
品質確保の地盤固め!ISO9001ってなに?
企業でよく見るISO9001ですが、「これって一体何なの?」と疑問に思っている方も少なくないでしょう。そこで今回は、ISO9001の概要やメリット、そして取得までのプロセスについてご紹介します!事前に知識をつけておけば、実行する際の理解度に違いが出るはずです!
ISO9001とは?
ワールドレベルの品質基準を確保するための制度
ISO9001とは、一言で言えば「品質マネジメントシステムの規格」のことです。企業が展開しているサービスや、製造している商品の品質向上を目的としています。商品の品質向上と聞くと、製品そのもののクオリティアップがイメージされますが、ISO9001は事業を行う組織自体のマネージメントにかかわる規格です。世界単位での国際標準として位置づけられており、各認定機関から認証された日本国内企業数は、3万5000社を超えています。光学フィルムや樹脂フィルム、断熱材・シールド材などを製造している弊社にとって、決して欠かすことのできない認証制度です。
取得することで得られるメリット
企業としての信頼性・付加価値が上がる
「弊社の製品は国際基準です!」と主張したとしても、その証明がないと「何を根拠に?」と感じてしまうのも無理はありません。しかし、ISO9001を取得すれば、国際基準の品質マネジメントシステム規格要求事項を満たした体制で事業を遂行している、と保証されます。取引先のみならず、社会的な信頼が高まり、競合他社との差別化を図る一因にもなり得ます。その他、組織体制の強化や工程プロセスの円滑化にも効果を発揮し、総合的な企業価値向上に繋がるでしょう。
取得までの流れ
構築・分析・審査の遂行が必須
ISO9001を取得するためには、特定機関の審査を受ける必要があります。審査に向けたプロセスは、大きく分けて3つ。
(1)社内体制の構築
(2)内部監査
(3)外部審査
というステップを経て、取得に至るという運びです。
まず社内で品質目標を立て、そのためのマニュアルや組織としての運用体制を制定します。ある程度整ったら、社内の人間による内部監査を実施。組織内部から、「マネジメントシステムが規格要求事項を満たしているか?」を評価します。そして、最後は機関による外部審査です。ケースによっては是正処置を言い渡されることもありますが、指摘された部分を改善すれば取得は可能です。
審査を通過するにあたって何より大切なのは、「取得する目的をハッキリさせておく」ことです。経営理念や事業の方向性を明確にし、従業員にもしっかりと共有することで、全社としての取り組みがわかるよう整備することが求められます。
また、取得後も認証を維持するためには、定期的に再審査を受けなければなりません。3年に1回更新審査が行われるので、期日に向けて忘れずに準備しましょう。
\スワコーはISO9001を取得しています!/
スワコー公式HPはこちらから!
https://swacoo.co.jp/
※参考URL
https://www.jqa.jp/service_list/management/service/iso9001/
https://jmaqa.jma.or.jp/9001qms/basic_knowledge/about.html
https://mitsu-ri.net/articles/iso9001/
https://activation-service.jp/iso/column/type-9001/3251
https://ninsho-partner.com/iso9001/column/iso9001_companies_industry_advantage/#:~:text=ISO9001%EF%BC%88%E5%93%81%E8%B3%AA%E3%83%9E%E3%83%8D%E3%82%B8%E3%83%A1%E3%83%B3%E3%83%88%E3%82%B7%E3%82%B9%E3%83%86%E3%83%A0%EF%BC%89%E3%81%AE,%E4%B8%87%E7%A4%BE%E3%81%AB%E3%81%AE%E3%81%BC%E3%82%8A%E3%81%BE%E3%81%99%E3%80%82