加工技術情報
2024.06.05
スワコーが手招く加工の世界 ~厚手OCA加工編~
突然ですが、2024年1月8日付の当ブログ、お読みいただけておりますでしょうか?「え?読んでないな」という方は、ぜひ、こちらを読み終えた後に合わせてご確認ください!なぜなら、今回のテーマ「厚手OCA加工」に関して、当社の池上社長が語っているからです。社長が年始に話題にするほど重要な、そしてスワコーが誇る厚手OCA加工技術を、より深く知ってください!
おさらい!OCAとは……
Optical Clear Adhesive(光学用透明粘着シート)の略称
タッチセンサーやカバーガラスといったディスプレイを見やすくするために不可欠なシートです。表面のガラスとディスプレイとの間にOCAを入れることで見やすい状態にします。主にスマートフォンやタブレット端末、車載用ディスプレイなどに使用されています。
OCA加工の難点
・両面が粘着質
・芯材がなく伸びやすい
・使用製品によって求める精度耐制度やサイズが多様
⇒厚手なほど、大型なほど、加工しにくい!
0.5mm、1.0mmは厚手の部類。この厚みになってくると、加工の難易度は上がります。
現在OCAに求められている特徴
大型化、そして、厚手化!
自動車のメータパネルとCIDの一体化、タッチセンサー式の自動販売機などの登場で、ディスプレイが大型化。当然のようにOCAも大型化が要求されています。また、大型化で生じるディスプレイの微細な歪みや曲面とカバーパネルとのギャップを埋めるために厚手OCAのニーズも高まっています。
スワコーの厚手OCA加工
15年間蓄積してきたノウハウとメンバーの高い技術力で可能
専用のオリジナル加工設備と、メンバーの高い技術力で、問題なく加工できる技術を確立しています。変形、糊はみ出し、浮きなどの発生を抑制するうえ、生産歩留りが良くなるため、貼り合わせまでを含めたトータルコストの低減も実現できます。品質保証も万全。OCA加工に携わってきた15年間の実績とノウハウは他社にはないと自負しています。
スワコーでは、最大厚さ1.5mmのOCA加工実績があります!
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地球環境問題に配慮した脱石油の動き。そこから生まれた電気自動車を支えるのが「リチウムイオン電池」です。従来の電池よりも軽くて小さいながらも、非常に大量の蓄電が可能。しかも、放電後は充電できるので、繰り返し使えるのも利点です。コンビニエンスストアや道の駅などの駐車場の片隅で車が充電している様子を目にした人もいるはず。あれは車載リチウムイオン電池に充電しているのです。