加工技術情報
2024.06.24
スワコーが手招く加工の世界 ~ラミネート加工~
知る人ぞ知る、人々の生活に欠かせないラミネート加工品。並み居る競合他社を差し置き、当社に依頼が舞い込む理由とは何でしょうか?機械と技術が織りなす確かなノウハウ。それこそが、私どもの強みです!
スワコーが世に送り出すラミネート加工品
当社ではPETフィルムと粘着フィルムを張り合わせた製品を作っていますが、その貼り合わせの際に行うのがラミネート加工です。
具体的な用途は?
プリンター・自動車・スマートフォン部品
主にプリンター・スマートフォンの内部や、自動車の車載表示部などに組み込まれています。例えば、車のカーナビゲーションシステム。皆さんも指先でポンポンとタッチしたことがあると思いますが、実はその操作を当社のフィルムが感じ取っているのです!そのほか、パネルを取り付けるためのテープなどにも活用されており、様々なシーンで活躍しています。
スワコーならではの特徴はココ!
★50ミクロンOKです!
当社では、わずか50ミクロンという薄さの離形フィルム上で加工を実現。その手法は、「ハーフカット」と呼ばれるもの。離形フィルムにテープを貼ると、それぞれの層が重なって2層状態になります。その1層目だけを切ることによって、厚み50ミクロンの離形フィルム上に製品を仕上げられるというわけです。
★1000mm幅クラスを加工できます!
2023年に大型機械を導入しました!従来は500mm幅までの加工に留まっていましたが、なんと2倍にまで対応範囲を拡大!1000mmを超える幅まで取り扱えるようになっています。大型車両部品の加工も可能です!
\ワンポイント!/
近年、大きめの部品を求めるお客様が急増しています。その背景にあるのは車両の大型化。時代の流れと業界の進化を汲み取り、お客様が望む声に耳を傾け、大型機械の導入を決めました。
マッチするのはこんなお客様!
現在、主にお取引させていただいているのは、「自動車」や「OA機器」を取り扱っているお客様です。表面からは見えない部分に潜み、様々な機能を陰ながら支える役目を果たしています。
もちろん、その2ジャンルだけに留まりません。意外かもしれませんが、実は「建物」にも手を広げ始めているところ。例えば、ポンプの内部に組み込まれているエアフィルターなどにおいて、スワコーの技術が密かに発揮されています!
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スワコーの得意分野はOCAや光学フィルムの加工にとどまりません。たとえば「電磁波シールド材」もその1つ。電磁波がもたらす機器の誤作動や故障、通信障害といった問題解消に、高度な加工技術で貢献しています。スワコーでは銅やアルミなどの金属箔、電波吸収体の単体加工、両面テープを用いた樹脂フィルムとのラミネート加工、一部アース露出、曲げ加工などフレキシブルに対応可能。シールド材でお困りの際もスワコーへ!