加工技術情報
2024.08.05
あなたの世界をちょっとヨクスル~ラミネート加工編~
今日もスワコーのブログをご覧いただきありがとうございます!今回のテーマは、スワコーが誇る加工技術の1つ「ラミネート加工」です。ホームページの情報を補うべく、スワコーの強みを中心にしっかりお伝えしていきます!
ラミネート加工の目的
貼り合わせることでさまざまなメリットが!
ラミネートの意味は「貼り合わせる」。そこから派生して「フィルムやテープを何層にも貼り合わせて加工する」ことを「ラミネート加工」と呼んでいます。貼り合わせることによるメリットはさまざま。たとえば次のような利点があります。
■絶縁する
スワコーでは電磁波シールドのためのアルミや銅といった金属箔、熱拡散用のグラファイトシートなどにPETやポリイミドをラミネートして絶縁部品に仕上げています。
■傷を防ぐ
傷がついて外観を損なわないよう、部材に対して保護シートやPETをラミネートして傷を防止します。
■画面の視認性を高める
たとえば、カーナビゲーションシステムのタッチパネル。カバーパネル、タッチパネル、ディスプレイとOCAをラミネート加工することで、画面の強度を保ちつつ、光の反射や映り込みなどを感じさせない見やすさを維持します。
<スワコーならではの「OK!」づくし> ラミネート加工の強み
◎クリーンルームでの加工もOK!
クリーンルーム内でのラミネート加工は、気泡や異物の混入をきっちり防ぎます。より高品質・高精度のラミネート加工が可能に!
◎わずか50ミクロンの薄さもOK!
「ハーフカット」と呼ばれる手法を用い、厚み50ミクロンの離形フィルム上に製品を仕上げるのも可能です。
◎1000mm超の幅でもOK!
2023年夏に1200mm幅にも対応できる貼り合わせ機を導入。つまり、これまで対応できなかった「1mを超える幅」も対応可能になりました。1200mm×2000mm以内の仕様であればOK!
◎スリット加工の省略もOK!
新機械の導入で、案件によっては1000mm幅でも原反のまま貼り、一気に抜くことが可能に。つまり、原材料のスリット加工が不要になります。プロセスの省略化でコストダウンも。
◎スワコー専用機、絶賛稼働中!
当社用に作っていただいた特注モデルの新機械は、シート材に対し、ロール状のテープを貼り合わせることができます。しかも、本来であれば、シートにロール状の両面テープを貼り合わせる場合、どこかでテープを切断しなければならないところ、専用機はその作業も含め自動化。さらにテンションをコントロールしながら貼り合わせることで、貼合わせ後のシート材反りも軽減。とても優秀な機械なのです!
\あなたの、その、ラミネート加工のお悩み。まずはスワコーへご相談を!/
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地球環境問題に配慮した脱石油の動き。そこから生まれた電気自動車を支えるのが「リチウムイオン電池」です。従来の電池よりも軽くて小さいながらも、非常に大量の蓄電が可能。しかも、放電後は充電できるので、繰り返し使えるのも利点です。コンビニエンスストアや道の駅などの駐車場の片隅で車が充電している様子を目にした人もいるはず。あれは車載リチウムイオン電池に充電しているのです。