加工技術情報
2024.10.28
予算は「必達」が当たり前!電気自動車、半導体分野に本気で挑むスワコーの目標管理体制とタスクフォースチーム立ち上げ ~前編~
本日もスワコーのブログをご覧いただきありがとうございます!今回は、いつもの製造・開発のお話ではなく、スワコーの社内的な取り組みについてご紹介したいと思います。他社には無い製品をリリースし、お客様の期待に応え続ける企業であるためには、何が必要か?スワコーでは、「いつまでに何を達成する」という明確な目標を掲げています。まずは、3部構成の第1弾、「予算必達」の前編をお届けします!
「予算必達」のために行っていること
部署単位、個人単位で何をするべきか?
スワコーでは、売上予算、仕入れ予算、経費を月単位で算出し、年間予算を決めています。それに基づいて、1年間の事業計画を立てる流れです。この目標値を達成するために行っているのが、部署単位の目標と、個人単位の行動目標の設定です。社員一人ひとりが、自分自身が何をすれば良いか明確にすることが重要だと考えています。
部署単位、個人単位での目標設定を始めたワケ
コロナ禍に2年連続で予算未達……
こうした取り組みは、2023年度にスタートしました。きっかけは、第1次3か年計画の期間中にコロナ禍のあおりを受け、2年連続予算未達という苦い経験をしたからです。その際に、「目標を掲げるだけでは不十分、必達のための全社的な取り組みが必要だ」と考え、3年目から現在の形に変えました。そして2024年4月、第2次3か年計画を立てる際にも、この取り組みを継続していくことになったというわけです。
ISO認証取得と切っても切り離せない製造部門の目標設定
スワコーは開発に力を入れているので、ISO認証の取得も業務の一環です。ISO認証においては、「品質目標」「活動計画」も不可欠なので、それをそのまま製造部門の目標に落とし込む形をとっています。
「タスクフォース」が果たす役割
業務改善で予算必達のベースづくりを担うチーム
社内では、予算必達に特化したチーム「タスクフォース」も立ち上げました。メンバーは、各部署から1名ずつ、立候補や指名で選ばれた社員たちで、テーマを決めて社内の業務改善を先導する役割を担っています。具体的な活動内容については、「原価低減」のくだりで詳しくお話しさせていただきます。
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電気自動車に搭載されるリチウムイオン電池には「小型で軽量ながら大量の蓄電が可能」「充電可能」「長寿命」といったメリットがあります。一方で難点も。その1つが発火の危険性です。たとえば車両が事故を起こしてリチウムイオン電池にダメージが加わった場合、熱暴走によって発火につながる恐れも。対策のために車載リチウムイオン電池には絶縁体や熱電熱シートといった部材が欠かせません。