加工技術情報
2024.11.11
コスト感覚も最重要！～「原価低減」の取り組み紹介 その1～
今回もスワコーのブログをご覧いただきありがとうございます！OCAや光学フィルムなど、幅広い加工技術が自慢のスワコーですが、「お客様のために！」と最重要視しているのは技術力だけではありません。それは「コストに対する感覚」。お客様にできる限りお得にサービスを提供すべく、日々原価低減も意識しています。前回のブログで解説した「原価低減」の取り組みを、社員の皆さんはどのように行動しているのでしょうか？
【事例01】購買課
原価低減に対する考え
お客様にも会社にも大きなメリット！
工夫して材料を安価で仕入れてのコスト低減が、お客様にとって最大のメリット。会社にとっては原料費削減が利点です。
具体的な取り組み
①発注量を明確に把握して仕入れ方法を見直す
常に「最適な選択」を意識しています。実際にゴムシートの仕入れでは、1か月あたり約130枚の使用実績をもとに、従来の20～30枚発注を250枚ロットに変更。単価が1500円から990円に低下し、年間約100万円のコスト削減につながりました。
②お客様への製品輸送費も見直す
まだ検討段階ですが、4社の見積もりを比較した結果、乗り換えが妥当と考えています。最安値の会社で従来の半値になる計算です。
＼見直しは非常に大切！／
【事例02】営業課
原価低減に対する考え
材料費削減＋加工費削減＝原価低減
前者は言い換えれば「材料歩留まりの向上」。後者は「作業時間の短縮・削減」。会社の営業利益を生み出し、お客様の利益にもつながる重要な要素です。
具体的な取り組み
「ERP活用による業務効率向上」プロジェクト
①日報の手書き時間の削減
従来、手書きしていた日報作成でERPを活用することに。各自のPDAを読み込ませ「担当者はAさんで、何番目の工程で何枚加工」といった情報をERPに反映させ、日報と同じフォーマットで表示します。
②誤記撲滅
20桁もある材料のロット番号をバーコード化し、ERPに反映する仕組みを構築。従来の手書きとダブルチェックがなくなり、正確な現品票への自動印刷が可能になりました。
＊ERP Enterprise Resources Planning の略。生産管理システム。
＊PDA Personal Digital Assistantの略。携帯型端末。
＼今はERPをさらに発展させ、たとえば、金型管理台帳のデータ化も進行中！／
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スワコーの得意分野はOCAや光学フィルムの加工にとどまりません。たとえば「電磁波シールド材」もその1つ。電磁波がもたらす機器の誤作動や故障、通信障害といった問題解消に、高度な加工技術で貢献しています。スワコーでは銅やアルミなどの金属箔、電波吸収体の単体加工、両面テープを用いた樹脂フィルムとのラミネート加工、一部アース露出、曲げ加工などフレキシブルに対応可能。シールド材でお困りの際もスワコーへ！
