加工技術情報
2024.11.27
あなたの世界をちょっとヨクスル ~光学フィルム加工編~
はじめましての方も、足しげくご訪問いただいている方も、ご覧いただきありがとうございます!前回の「ヨクスル」シリーズでロータリー加工を紹介した際、部品の一例で「反射フィルム」「AGARフィルム」が登場しました。これら光学フィルムは、多層構造だったり、表面がハードコート処理されていたり、粘着剤が塗布されていたりと、なにかと加工が難しいもの。しかし、スワコーならば難なく加工可能!そのことを今回お伝えします。
\厳選!/スワコーの光学フィルム加工の自慢ポイント・3選
POINT1 切削加工の寸法精度の高さを誇る!
「エンドミール」と呼ばれる切削刃と精密なプログラミング制御との融合で、お客様の大型製品仕様に基づいた、狙い通りの寸法を実現します!その精度はなんと±0.05mm以下!
POINT2 切断面(端面)が美麗&滑らか!
プレス加工の場合、型をフィルムに押し当てて打ち抜くときの切断応力でクラックが発生する恐れがあります。また、打ち抜かれたフィルムの端面にバリやダレが発生しがちです。しかし、スワコーの端面切削加工はそれらとは無縁!端面は垂直と美しく、しかも、滑らかに加工できます。
POINT3 クリーンルーム内での加工で異物なし!
光学フィルムに異物混入は厳禁。スワコーはクリーンルーム内で加工を行い、ほこりや異物の付着をシャットアウト!クリーンルームは医療機器・精密機器などに使われるほどの高いレベルの公称Class10000(実管理値3000以下)で管理しています。
*「加工サイズが大きいから……」とためらっているなら、まずはご相談を!スワコーはシームレス&カーブドディスプレイの1000mmを超える大型サイズもクリーンルームで加工できます!
当社と機械メーカーとで1年半かけて開発した特注の加工機械&高レベルのクリーンルームで、他社とは比較にならないほどの高精度・高品質の加工が可能です!
スワコーの光学フィルム加工実績のほんの一例
■AG、AR、LR、AFなど各種コーティングを施したハードコートフィルム
⇒硬度に応じてプレス加工、レーザー加工、切削加工を施します。もちろん、気泡やクラックなどの異常発生を抑制!
■SRFフィルムに代表されるPET基材・ブラックアウト防止フィルムに使われるTAC基材
⇒これらの加工実績も豊富!
\高精度は高い歩留まり率にも直結!コスト面でもスワコーは皆さんの味方です!/
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電気自動車に搭載されるリチウムイオン電池には「小型で軽量ながら大量の蓄電が可能」「充電可能」「長寿命」といったメリットがあります。一方で難点も。その1つが発火の危険性です。たとえば車両が事故を起こしてリチウムイオン電池にダメージが加わった場合、熱暴走によって発火につながる恐れも。対策のために車載リチウムイオン電池には絶縁体や熱電熱シートといった部材が欠かせません。