加工技術情報
2024.12.02
あなたの世界をちょっとヨクスル ~大型フィルム加工編~
引き続き「ヨクスル」シリーズのお目通し、ありがとうございます!前回の「光学フィルム加工」の中で、「フィルムの大きさにためらっているなら、ご相談を」と書き添えました。そう「添えた」だけだったのです。実は「大きいサイズもお手のもの!」もスワコーの自慢の1つ。そこで今回は「大型フィルム加工」について詳しくお伝えします。
\数字に注目!/ スワコーは「このサイズ」も加工可能!
<最大500mm幅>
◎スワコーが誇る精密な抜き加工。それを可能にしている画像補正のプレス機では、最大500mm幅までの抜き加工が可能です。他社でこれほど大きな画像補正プレス機を持っているところはありません。大判サイズでも寸分たがわぬ仕様通りの抜き加工を実現!
<1000mm以上>
◎大判のラミネート加工のために、スワコーは1200mm幅対応の貼り合わせ機を導入しています。つまり、「1mを超える幅」もラミネート加工OK!(小さいサイズももちろんOK!)
◎従来のラミネート加工は製品仕様の指定幅にするため、原材料のスリット加工を挟みます。しかし、スワコーは新機械導入でスリット加工を前提とせず、1000mm幅でも原反のまま貼って一気に抜けます。プロセスの省力化でコストダウンも実現!
◎クリーンルーム加工では、モバイルサイズのフィルムはもちろんのこと、シームレス&カーブドディスプレイでの1000mmを超える大型サイズも加工できます。
<500mm×1500㎜>
◎各種ディスプレイの大型化=光学フィルムも大型化を見越して、スワコーが早々に導入したのが最大500mm×1500㎜まで加工できる切削加工機。寸法精度抜群!端面品質抜群!唯一無二の加工機が大判サイズも切削加工!
番外編:フィルムではなく、断熱材で……
<1200mm×600mm>
◎電動車の普及をにらみ「車載用リチウムイオン電池の構成部品で一番大きいサイズならば……」と想定して準備した大型設備(国内唯一とも言える貴重な設備!)で、車載用リチウムイオン電池用断熱材ならば、最大1200mm×600mmを1回で加工可能です。
今回は「大きさ」に着目しましたが、「厚さ」への強みもあります!~ほんの一例~
◎OCAで厚さ1.5mmの加工実績あり
◎PET・PCなどのプラスチックフィルムで25μm~1mmの厚みも最適なビク型・トムソン型で抜き加工
◎アルミ箔や銅箔を絶縁フィルムでラミネートした3層品で、0.2mm以下の厚みも加工
\「大きいからなあ……」「厚みが……」とためらう必要、ありません!/
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スワコーの得意分野はOCAや光学フィルムの加工にとどまりません。たとえば「電磁波シールド材」もその1つ。電磁波がもたらす機器の誤作動や故障、通信障害といった問題解消に、高度な加工技術で貢献しています。スワコーでは銅やアルミなどの金属箔、電波吸収体の単体加工、両面テープを用いた樹脂フィルムとのラミネート加工、一部アース露出、曲げ加工などフレキシブルに対応可能。シールド材でお困りの際もスワコーへ!