加工技術情報
2024.12.09
あなたの世界をちょっとヨクスル ~狭額縁加工編~
スワコーのブログをお読みいただきありがとうございます!今回はひらがなで読みを書くと「きょうがくぶち」。これがテーマです。ここで言う「額縁」は、わかりやすく言えば「ふちどり」のこと。今どきはいろいろなものの「ふちどり」が狭くなっているという話からスタートです。
身のまわりの「狭額縁」
一番わかりやすいのはテレビです!
昭和を知る人ならご存じ、ブラウン管テレビ。初期型は映像が映る画面よりも画面をがっちりと囲む外箱が大きかった=ふちどりも大きかった……。では、あのブラウン管テレビの画面を、今どきの大型液晶テレビの画面サイズまで単純に大きくしたら?当然、外箱・ふちどりも比例して大きくせねばならず、テレビ全体の大きさは極端な話、部屋に入らないほどになるはず。より大きな画面で映像を楽しむために画面を大型化する一方、内部の機構を工夫して外箱を小さく薄く、ふちどりを細くしていきました。
ディスプレイの大型化・薄型化=狭額縁化・ベゼルレス化
そうして今どきのテレビは非常に薄く、画面の四方のふちどりも極細に。スマートフォンも薄くなり、画面に至ってはふちどりがあるのか、ないのか……。ディスプレイ業界では、ふちどりが細くなる「狭額縁化」、ふちどりがほぼなくなる「ベゼルレス化」(ベゼル=bezel=「枠」「額縁」の意味)が進行中なのです。
\狭額縁・ベゼルレスにも対応!/ スワコーの部品加工例
◎OCA=カット面の高品質が自慢!
狭額縁化、ベゼルレス化で、OCA端面付近まで表示部分として使用されるようになっています。つまり、OCAの切断面がきれいがどうかが、画像認識の精度を左右します。スワコーはNG項目の糊はみ出し、糊かけがないよう加工可能です。
◎防塵・防水部品=極細の隙間もぴっちり埋める!
画面は狭額縁化・ベゼルレス化が進行する中、1mmにも満たない隙間に施すパッキンが必要な状況。ここでスワコーが大活躍!なんと0.8mm以下の幅での狭額縁加工の実績があります。これで安心して水やほこりの侵入をシャットアウト!
◎遮光部品=両面テープを狭額縁加工!
たとえばカメラのレンズに余計な光が入ると、撮影に支障をきたします。光に邪魔されて撮影対象を正確に捉えられなかったり、写真や映像に不要な光線が写り込んだり。そこでレンズに施すのが遮光部品。スワコーはちょっとした隙間も埋められる遮光両面テープの狭額縁加工も得意です。
\「狭額縁」「ベゼルレス」でスワコーに辿りついたなら、遠慮せずにご相談を!/
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電気自動車に搭載されるリチウムイオン電池には「小型で軽量ながら大量の蓄電が可能」「充電可能」「長寿命」といったメリットがあります。一方で難点も。その1つが発火の危険性です。たとえば車両が事故を起こしてリチウムイオン電池にダメージが加わった場合、熱暴走によって発火につながる恐れも。対策のために車載リチウムイオン電池には絶縁体や熱電熱シートといった部材が欠かせません。