加工技術情報
2025.01.22
スワコーが手招く加工の世界・リターンズ!~リワインドスリット編~
いつもスワコーのブログをご愛顧いただきありがとうございます!前回「スリット加工」をご紹介した流れで、今回は「リワインドスリット」をご紹介します。「リワインド=rewind=巻き取り」で、巻き取りながらスリット加工を施す技術。ぜひ読みながら頭の片隅にとどめておいて、いざというときはスワコーにお任せあれ!
\押さえておこう!/ スワコーのリワインドスリットの重要ポイント~
◎高精度の加工を実現!
材質や厚みなどに応じた上の刃と下の刃の適切な位置を、機械へ数値で入力して設定。その上で、精度の高い治具も使って微調整して、正確にリワインドスリット加工を行います。大根を包丁で切るように、材料に刃を押し当ててカットする「大根切り(押し切り)」。これにありがちな端面のダレやバリといった不具合も、リワインドカットなら無縁です。
◎クリーンルーム内で加工可能!
スワコーではクリーンルーム内に、リワインドスリット機を設置しています。今から約8年前、「フレキシブル基板の転写テープをリワインドスリット加工するにあたって、クリーンルームでお願いできれば……」とのご相談があったことが設置のきっかけです。クリーンルームで加工した結果、精度が高く不具合もない分、原価が抑えられて納期も短くなって、良いこと尽くし!以来、リワインドスリット加工はクリーンルーム内が定番です。
【スワコーのプラスアルファ】クリーンルームがすごい!
リワインドスリット加工を望むお客様は、モバイル関連部材、液晶関連部材がとくに多い状況です。その2つに共通するのは「ほこりやちりをシャットアウトしてほしい」ということ。光学フィルムにしろ、絶縁テープにしろ、微細な異物も厳禁です。そこでクリーンルームでの加工が物を言います。スワコーのクリーンルームの設計はClass10000ながら、実力値は10000よりもはるかに高いClass3000以下で、UVカット環境。加えて、クリーンルームの検査エリアでは、さらにハイクラスのClass100~500で維持管理しています。
\精度も、品質もハイクラスを求めるからこそ、クリーンルームもハイクラス!/
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地球環境問題に配慮した脱石油の動き。そこから生まれた電気自動車を支えるのが「リチウムイオン電池」です。従来の電池よりも軽くて小さいながらも、非常に大量の蓄電が可能。しかも、放電後は充電できるので、繰り返し使えるのも利点です。コンビニエンスストアや道の駅などの駐車場の片隅で車が充電している様子を目にした人もいるはず。あれは車載リチウムイオン電池に充電しているのです。