加工技術情報
2025.01.27
スワコーが手招く加工の世界・リターンズ!~レーザー加工編~
本日もスワコーのブログ、そして「手招き・リターンズ」をご覧いただきありがとうございます!紹介が遅れていた加工技術を順々にご紹介する中で「これ!これですよ、スワコーさん!」と喜ばれることがスワコーの喜びになっています。さて、今回は非常に重要ながら、長く紹介を失念していた技術に迫ります。2021年10月8日以来、なんと3年ぶりの「レーザー加工」です!
\押さえておこう!/ スワコーのレーザー加工の重要ポイント~
◎多品種・小ロットに最適の加工方法!
レーザー加工機にお客様からいただいた仕様のデータをそのまま入力して加工できます。抜き型を製作しなくて済むため、試作品の作成、少ロット製造などに最適です。
◎納期もかからない!
型が必要な加工は1週間ほどかかりますが、レーザー加工はデータをいただければ即対応できます。つまり、短納期も可能!
◎初期費用を抑えられる!
プレス加工であれば、たとえば、「これまでAの型で抜いていたけれど、製品の仕様が変わったから部品の大きさも変わって、別のBの型を作らなければ……」と、型を作るたびに費用がかかります。一方で、レーザー加工に抜き型は不要です。つまり、金型作成の費用がかからない分、加工の初期費用を抑えられます。なお、使用する機械も一般的な合成樹脂をカットするCO2のレーザー加工機です。「超高価な機械による加工だから費用を要する」ということもありません。
\スマートフォンやタブレットなどの液晶関連部材での引き合い、多数!/
【スワコーのプラスアルファ】医療分野でも大活躍!
医療従事者の皆さんは、ICUや救急救命の患者さんの手首の血管から信号をとって、血圧などを正確にモニタリングしています。このモニタリングの際、手首を固定するために使用する「Aライン固定具」という医療用具をスワコーは加工しています。医療従事者の皆さんからいただいた声を反映して、ディスポーサルで通気性が良く、長時間の装着でも患者さんが汗をかきにくい固定具を開発しました。透明の部分の板の素材は厚さ5mmのPET。抜き加工ができない材料のため、レーザー加工が活躍しています。
\医療分野の「困った……」の声にもスワコーは寄り添っています!/
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電気自動車に搭載されるリチウムイオン電池には「小型で軽量ながら大量の蓄電が可能」「充電可能」「長寿命」といったメリットがあります。一方で難点も。その1つが発火の危険性です。たとえば車両が事故を起こしてリチウムイオン電池にダメージが加わった場合、熱暴走によって発火につながる恐れも。対策のために車載リチウムイオン電池には絶縁体や熱電熱シートといった部材が欠かせません。