加工技術情報
2025.02.03
ガッチリ定めて、気持ちキリリ、オシゴトバッチリ!~スワコーの三定強化・購買編~
本日もスワコーのブログへのご訪問、ありがとうございます!これまでのブログを読まれたならば、スワコーが車載用部品や光学フィルムなどの加工に際して多種多様な材料を用意済み。ときに国内外の資材メーカーと連携して材料を調達し、お客様に加工提供していることはご存じのはず。この「多種多様」の管理にも大活躍の「三定強化」に今回は注目します。まさかの効果、刮目せよ!
三定強化のBefore
×材料の種類が……多すぎる!
9月の棚卸しで数えたところ、確認できた材料は約400種類!同じ材質のサイズ違いで20種類あるものも!
×「どこにあるの?」材料の有無・場所が不明なことも!
発注後に「あ!ここにあったとは……」と在庫が見つかり、がっかり……。決められた場所に材料を戻さないために起こる残念なケースです。
×量が多かったり、サイズが大きかったりで、置き場に困る!
近年、1mや2mという大きなサイズの材料を従来の1枚単位ではなく「最低20枚」というまとまった単位で販売するメーカーが増加。つまり、発注すれば、単純に物が増えて置き場所に困るように……。
三定強化のAfter
◎棚番やサイズ順の並べ方を定めて棚がスッキリ!
「この棚にはこの材料」「同じ材料のサイズ違いは右から小さい順に並べる」と定位置を設定。各材料の住所が決まって、迷子が激減!スペース=置き場所もできました。
◎「どこにあるの?」がなくなって、無駄な発注が減少!
そして、在庫を消費する分、当然、在庫も減少しました。なお、20枚単位といったまとまった量で買わねばならない材料については、頻繁に使う材料ならば先に4分の1にカットして重ねて収納。使用頻度の低い材料は、発注前にまずは他に使用しているところに声をかけて、在庫があれば1枚だけ分けてもらえないか交渉して、小ロットにとどめるよう努めています。
◎半期ごとに行う棚卸し金額に明らかな変化が!
在庫削減や無駄な発注防止で、半期ごとの材料の棚卸しの結果が約100万円ずつ減少し続けています。棚の見た目も明らかに変わっていて、それが数字にもしっかり反映!
せっかくなので……スワコーメンバーへメッセージ
材料は定位置に戻しましょう。また、つい眼前の新しい材料に手を伸ばしがちですが、その前に購買担当へひと声かけてください。速やかに準備します!
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地球環境問題に配慮した脱石油の動き。そこから生まれた電気自動車を支えるのが「リチウムイオン電池」です。従来の電池よりも軽くて小さいながらも、非常に大量の蓄電が可能。しかも、放電後は充電できるので、繰り返し使えるのも利点です。コンビニエンスストアや道の駅などの駐車場の片隅で車が充電している様子を目にした人もいるはず。あれは車載リチウムイオン電池に充電しているのです。