加工技術情報
2025.02.26
ガッチリ定めて、気持ちキリリ、オシゴトバッチリ!~スワコーの三定強化・加工の現場編~
今日もスワコーのブログをご覧いただきありがとうございます!合わせて、スワコーメンバーが注力する「三定強化」へのエールもありがとうございます!今回お届けする報告にもあるように、この取り組みは無駄の削減や在庫の適量化にも効果てきめん。もちろん、お客様にとってもコストパフォーマンスの面でプラスに作用しています。メンバー一同、「定置」「定量」「定品」の有効性を実感し、今後も気を引き締めて「三定強化」に注力する所存です!
三定強化のBefore
×材料がわかりにくかった
棚に似た材料があったり、同じ材料でも厚み違いが複数並んでいたりして、一目で「今回必要なのはこの材料だ」と判別するのが難しい状況でした。とくに厚み違いは厄介。材料特定のために2mm、2.5mm、3mmと0.5mm単位で変わる樹脂フィルムの微妙な厚みをいちいち計測する必要がありました。残念ながら過去には材料の判別ミスもあったようです……。
三定強化のAfter
◎置き場所を定めて材料探しの時間が省けた!
名前や厚みを一つひとつテプラで棚に明記し、表示通りの場所に置くこと、使い終えたら定位置に戻すことを徹底。材料をすんなりと的確に判別できるようになりました。
◎エリアを改善しようとする意識が高まった!
廃番、サイズ変更、合成樹脂の成分変更など材料は変化します。その都度、テプラを作り直し、棚を見直し、材料の配置を変える中で「もっとこうしたら良いのでは」とより良い環境づくりを考えるようになりました。今は材料置き場と加工場間の導線を直線で結べないか検討中。今は棚の角を少し曲がらねばならず、台車を使うときにやや面倒なのです……。
◎より一層「工程表の数量通りに」という意識で作業するようになった!
当然これまでも工程表の指示に従っていましたが、三定強化の取り組みの中でより強く数字を意識するように。材料の無駄遣いをなくし、在庫を抱えすぎないためにも、工程表に記載通り、必要最低限の数量を加工して次の工程へ回しています。
せっかくなので……スワコーメンバーへメッセージ
三定強化に終わりはないと思います。資材担当者と協力し合いながら、材料置き場の改善を続けていく考えです。
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電気自動車に搭載されるリチウムイオン電池には「小型で軽量ながら大量の蓄電が可能」「充電可能」「長寿命」といったメリットがあります。一方で難点も。その1つが発火の危険性です。たとえば車両が事故を起こしてリチウムイオン電池にダメージが加わった場合、熱暴走によって発火につながる恐れも。対策のために車載リチウムイオン電池には絶縁体や熱電熱シートといった部材が欠かせません。