加工技術情報
2025.04.09
あなたの世界をちょっとヨクスル ~パッキン編~
今日もスワコーのブログをお読みいただきありがとうございます!突然ですが、皆さんは「パッキン」と聞いて何を思い浮かべますか?キッチンの保存容器のパッキンだったり、車の窓枠のゴムパッキンだったり。この「パッキン」が今回のテーマです。スワコーが手がけるパッキンの加工ポイント、知ってください!
Q スワコーはどのようなパッキンを加工していますか?
A ほんの一例をご紹介します。
■スマートフォンの防水・防塵用パッキン
スマートフォンの内部に水が浸入すると、電子パーツに水が付着し、本来電気が通らない場所にも電気が流れ、スマートフォンの故障につながります。微細なちりやほこりの侵入も同様のリスクがあります。そこでゴムやスポンジの圧縮でスマートフォンに防水・防塵機能を付与しています。
■車載用リチウムイオン電池ケースのパッキン
リチウムイオン電池にはいくつかの注意点があります。高熱を発すること。衝撃を受けた場合、破損して発火するリスクがあること。電極に異物が付着して故障したり、熱暴走を起こしたりする恐れもあること。それらの対策として車載用リチウムイオン電池は厳重にバッテリーケースに収められています。そのバッテリーケースの密閉度を保つためのパッキンを加工しています。
Q パッキンの加工で「スワコーならではのポイント」はありますか?
A もちろんあります!
◎狭額縁加工が可能です!
先ほど登場したスマートフォンだけでなく、タブレットやノート型パソコンなど情報機器の画面は大きくなっています。一方、その周辺枠は細くなっています。つまり、ディスプレイの継ぎ目は1mmもないほど狭小。その狭小な隙間を埋める防水・防塵パッキンも超極細でなければなりません。そこでスワコーの登場です!なんと0.8mm以下幅の実績があります。
◎お客様に最適な粘着剤や材料をご提案
パッキンを固定するときは、長期間剥離しないのが重要。スワコーは専門知識と経験が豊富なため、お客様の使用状況に最適な固定用粘着剤をご提案できます。材料も同様です。ウレタン、ゴム、シリコーンなど独立発泡・高分子系などの各種パッキン材から、お客様にとっての最適解を導き出します。
\スワコーだからこそ、ピッチリ隙間を埋めて水もほこりもシャットアウト!/
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地球環境問題に配慮した脱石油の動き。そこから生まれた電気自動車を支えるのが「リチウムイオン電池」です。従来の電池よりも軽くて小さいながらも、非常に大量の蓄電が可能。しかも、放電後は充電できるので、繰り返し使えるのも利点です。コンビニエンスストアや道の駅などの駐車場の片隅で車が充電している様子を目にした人もいるはず。あれは車載リチウムイオン電池に充電しているのです。