加工技術情報
2025.04.14
あなたの世界をちょっとヨクスル ~遮光パッキン編~
いつもスワコーのブログをご愛顧いただきありがとうございます!さて、前回のテーマ「パッキン」について1つ質問が届きました。「スワコーさんの手がけるパッキンは防水パッキン、防塵パッキンだけなの?」と。いえいえ、それだけではありません!前回の流れから、まさに今回紹介しようと思っていたのです、「遮光パッキン・シート」を。文字通り「光を遮る」役割を果たす遮光パッキン・シートのご相談もスワコーへ!
Q 「遮光パッキン・シート」ということは、スワコーは「遮光部品」も手がけているのですか?
A はい、遮光部品も幅広く手がけています。
当社のホームページの「用途別製品」のカテゴリ内にも「遮光・反射部品」とあるように、遮光部品のご相談も承っています。防水パッキンが水の侵入を、防塵パッキンがちりやほこりなど微細な異物の侵入を防ぐように、遮光パッキン・シートは光の侵入を防ぎます。その遮光パッキン・シートの加工に関して、お客様の部品の使用環境や予算、納期など諸条件を総合的に検討した上で最適なご提案をさせていただきますので、安心してご相談ください。
Q どのような材質の遮光パッキン・シートを取り扱っていますか?
A ゴムや、発泡体や樹脂シートなどさまざまです。
シートの材質で一般的な「樹脂フィルム」はもちろん、パッキンの材質でウレタン、各種発泡体やゴムシートも加工可能です。たとえば、製造した遮光パッキンを部品にしっかり固定したい場合、遮光パッキンに単なる両面テープを使うと両面テープの貼付された微細なすきまから光が侵入する恐れがあります。そこでスワコーでは、使用環境にふさわしい遮光両面テープを選択し、遮光パッキンに貼付してきっちり光の侵入を防ぎます。
Q 絶対に光の侵入・乱反射を防ぎたいのですが、大丈夫ですか?
A そのご希望、精度の高い加工で叶えます。
スワコーはAGARフィルムやOCAなど光学フィルムの加工を得意としています。つまり、光学分野はお手のもので、遮光に対しても抜かりはありません。たとえば、カメラレンズ用遮光樹脂フィルムを型抜きしてシート部品を製造した場合、抜いた端面にちょっとしたバリやクラックが生じれば、そこから光の侵入・乱反射を許してしまいます。そうした不具合のない高精度の「精密抜き加工」がスワコーでは可能!加工時の微細な異物付着を避ける際にはクリーンルームで加工します!
\複合加工もOK!光をきっちりシャットアウトする遮光パッキン・シートのご用命はスワコーへ!/
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電気自動車に搭載されるリチウムイオン電池には「小型で軽量ながら大量の蓄電が可能」「充電可能」「長寿命」といったメリットがあります。一方で難点も。その1つが発火の危険性です。たとえば車両が事故を起こしてリチウムイオン電池にダメージが加わった場合、熱暴走によって発火につながる恐れも。対策のために車載リチウムイオン電池には絶縁体や熱電熱シートといった部材が欠かせません。