加工技術情報
2025.04.21
あなたの世界をちょっとヨクスル ~遮光ワッシャー編~
本日もスワコーのブログをお読みいただきありがとうございます!今回の「ヨクスル」シリーズは前回の「遮光」つながりで「遮光ワッシャー」です。「ワッシャー」になじみがない方は「座金」と言えばイメージしやすいかもしれません。AとBとの間に挟まって固定したり、気密性を高めたりする役割をもつ座金=ワッシャー。中でも遮光性に特化したワッシャーの加工でお悩みがあれば、ぜひスワコーへお声がけください!
Q スワコーが得意の遮光ワッシャーの加工例を教えてください。
A レンズやCMOS用の遮光ワッシャーについてお話します。
レンズやカメラのCMOSセンサー周りで使用するドーナツ形状が特徴のフィルムです。とくにミラーレス一眼カメラや一眼レフカメラといった、大型の高性能カメラに使用されます。余計な光をレンズ内に入れたり、CMOSセンサーに感知させたりしないために遮光ワッシャーが必要です。
Q スワコーが加工する遮光ワッシャーの良さはなんですか?
A ズバリ「高機能」です!
スワコーは長年、光学フィルムや反射部品、遮光部品など光学関連部品の加工を続けてきました。お客様のさまざまなお悩みに真正面から向き合い、技術力向上と高精度の加工の実現に邁進してきました。その中で、高品質・高精度の加工技術を次々と確立。その技術の1つ「バリレステーパーカット」で高機能な遮光ワッシャーを加工しています。
<バリレステーパーカットのご紹介>
バリレス加工+テーパー加工=バリレステーパーカット
バリレス加工とは、バリが極力出ないようにカットする技術。部材を型抜きした際に断面や端面に発生するざらつきや毛羽立ちなどのバリを最小限に抑えます。
一方のテーパー加工とは、ドーナツ形状の内径を斜めにカットする技術。断面からの光の乱反射によるゴーストの発生を抑制します。
<+α> 画像補正で精密に抜く!
加工機にカメラによる画像補正機能を付与したことで、カメラが自動的に位置を調整して抜き加工を行います。なんと精度は±0.05mmという高さ!無駄がなくなった分、コスト面でもお客様に優しい加工を実現できるようになりました。
\自慢のバリレステーパーカットの優秀さ、ぜひ体感していただきたい!/
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スワコーの得意分野はOCAや光学フィルムの加工にとどまりません。たとえば「電磁波シールド材」もその1つ。電磁波がもたらす機器の誤作動や故障、通信障害といった問題解消に、高度な加工技術で貢献しています。スワコーでは銅やアルミなどの金属箔、電波吸収体の単体加工、両面テープを用いた樹脂フィルムとのラミネート加工、一部アース露出、曲げ加工などフレキシブルに対応可能。シールド材でお困りの際もスワコーへ!