加工技術情報
2025.05.12
あなたの世界をちょっとヨクスル ~防音材編~
本日もスワコーのブログをご覧いただきありがとうございます!これまでの「ヨクスル」シリーズで、スワコーは「防ぐ」に特化した部品加工が得意だと知っていただけたはず。防水、防塵、絶縁、遮光、熱遮断……って、あれ?今、気づきました、まだまだ紹介しきれていないと!では、今回は……そうだ、音!「防音材」についてお伝えします!
Q 「防音」ということは音を防ぐ=音を出さないようにするのですか?
A 厳密には、音を外部に漏らさない=音が外部に聞こえないように防ぎます。
音が外部に聞こえないようにするためには、発生する音を外部の一歩手前で「吸収」するのがベスト。そこで「防音材」は「吸音材」とも呼ばれます。
この防音材、実は身近なものに幅広く使われています。たとえば、自動車。ボンネット裏に施されたフードライナーは、ボンネット内部に響くエンジンなどの音を吸収しています。どうしてもほんのり漏れ聞こるのは、それだけボンネット内部が騒音を発しているということ。フードライナーがなければ、エンジンの爆音が周囲に響き渡ります。
ほかにも、OA機器、情報端末、家電、医療機器など、音を発するところに防音材あり!
Q 防音材にはどのような素材が使われていますか?
A たとえば次のようなものがあります。
・グラスウール
・ロックウール
・PEフォーム材
・フェルト
・ウレタンフォーム
・ゴム、エラストマー
・木質繊維……など
この中で、スワコーの取り扱う防音材のメジャーな素材の1つが「ウレタンフォーム」です。というのも、音はもちろん、振動や熱の影響も軽減・解消する優れものだから。最初に使用例であげた自動車のフードライナー。ウレタンフォーム製は吸音だけでなく、エンジンが発する熱をボンネットに伝えない「断熱」の役割も担っています。
Q スワコーの防音材加工の強みを教えてください。
A 各種ゴムやエラストマーなどと合わせたウレタンフォームの打ち抜き加工が可能です!
その他にも……
◎短納期にも対応!
防音の相談で比較的多いのが「設計して組み立ててみたところ、このモーター周辺の音が想定以上に大きくて、早くどうにかしたいのですが……」というお急ぎの内容。そういったご相談にもスワコーは真摯に寄り添い、短納期にも対応します。
◎小型部品も対応!
「この小さなモーターの、この小さな部分の防音なのですが……」と遠慮気味にご相談されるお客様も。しかし、小型部品の加工も得意なスワコーに遠慮はいりません!
\ほかにも強み、得意な加工技術はたくさん!詳しくはスワコーにお尋ねください!/
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電気自動車に搭載されるリチウムイオン電池には「小型で軽量ながら大量の蓄電が可能」「充電可能」「長寿命」といったメリットがあります。一方で難点も。その1つが発火の危険性です。たとえば車両が事故を起こしてリチウムイオン電池にダメージが加わった場合、熱暴走によって発火につながる恐れも。対策のために車載リチウムイオン電池には絶縁体や熱電熱シートといった部材が欠かせません。