加工技術情報
2025.08.18
あなたの世界をちょっとヨクスル~熱曲げ編~
本日もスワコーのブログへのご訪問、ありがとうございます!突然ですが、「ヨクスル」シリーズ、スワコーの原点に回帰してみます。スワコーの原点とは「プラスチックフィルムや樹脂板の2次加工」。その2次加工に欠かせない技術を今一度ご紹介したいと考えました。今回紹介したいのは「熱曲げ」。スワコーは「樹脂板を曲げてもらったけれど、角度の精度がイマイチ」などの悩ましい問題と無縁です!
\ココがスワコーの強み/「熱曲げ」のポイントを厳選して紹介します!
◎0.1~0.8mmの薄い素材も対応可能
スマートフォン、パソコン、家電など、各種機器の小型化・薄型化・軽量化は続いています。当然、使用される各種部品や部材も同様に、小型化・薄型化・軽量化しています。スワコーでは、その薄型化や軽量化に適した薄い樹脂フィルムや樹脂板の加工を行います。
◎戻り(スプリングバック)が少ない
「他社でポリカーボネートを45度に曲げてもらったら、時間の経過とともに50度、60度と少しずつ開いてしまい……」。こういったご相談も寄せられます。スワコーはこのスプリングバックが少なく、安定した角度を維持した熱曲げが得意です。
◎1度単位で角度を設定
たとえば絶縁部品の熱曲げで「絶縁したい箇所が少々複雑な形状」というケースもあります。スワコーではその形状に沿った、お客様の要望通りの仕様で熱曲げを行います。しかも、曲げる箇所の角度は1度単位で調整可能です。
◎金型は無用
スワコーは1枚の合成樹脂板を折り紙のように曲げて成形します。つまり、樹脂モールド金型は不要!金型のコストを抑えられます。
◎小ロットも短納期も可能
金型が不要なため、試作品や小ロットの製作が非常に行いやすいと言えます。また、ロボットの導入で、たとえば試作時のリードタイムが数日~1週間程度と、短納期も可能です。
*スワコーでは材料を供給するロボットを導入済み。プログラム制御で一定の自動化を図ることで、一連の動作と品質の安定に成功しています。
\当然ですが、キズ、割れ、変形、熱曲げ箇所の白化など、不具合も無縁です!/
ココでスワコーの熱曲げがキラリ輝く!
分野=車載関連・家電・OA機器・IT機器など
用途=絶縁部品・熱対策部品など
材質=ポリカーボネート、PET、PE、PP、PPSなど
\スワコーが、高精度・高品質の熱曲げ加工でお望みの部品供給を実現します!/
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スワコーの得意分野はOCAや光学フィルムの加工にとどまりません。たとえば「電磁波シールド材」もその1つ。電磁波がもたらす機器の誤作動や故障、通信障害といった問題解消に、高度な加工技術で貢献しています。スワコーでは銅やアルミなどの金属箔、電波吸収体の単体加工、両面テープを用いた樹脂フィルムとのラミネート加工、一部アース露出、曲げ加工などフレキシブルに対応可能。シールド材でお困りの際もスワコーへ!