加工技術情報
2025.08.20
あなたの世界をちょっとヨクスル~精密加工編~
本日もスワコーのブログをお読みいただきありがとうございます!スワコーの原点「プラスチックフィルムや樹脂板の2次加工」に回帰してお届けしている「ヨクスル」シリーズ。今回は「精密加工」がテーマです。これまでそこかしこで「精密」というワードを使用してきましたが、なんと「ヨクスル」シリーズで1つのテーマとして取り扱うのは初!この機会にあらためてしっかりスワコーの強みをお伝えする所存です!
\ココがスワコーの強み/「精密加工」のポイントを厳選して紹介します!
◎防塵対策が精密!
空気中に漂うゴミ、チリ、埃をシャットアウトするため、スワコーではクリーンルーム内での加工が可能です。スワコーのクリーンルームは「Class10000」で設計。しかも、実力値は10000よりもはるかに高い「Class3000」以下で維持し、管理しています。また、クリーンルームの検査エリアは、さらに「Class100~50」とハイクラス。この精密な防塵対策がスワコーの強みです。
◎画像補正プレス加工が精密!
プレス加工の最初の段階で材料に基準の点(マーク)をつけます。そのマークに対して材料が常に正しくセットされているかを、カメラで読み取り、ズレを認識した場合は自動的に正しい位置に調整して、仕様通りの正確なプレス加工を行います。
なお、サイズの異なる画像補正プレス機を2台所有しており、最大500mm幅までのプレス加工が可能です。大版サイズでも画像補正で精密にプラスできるのはスワコーならでは!精度はなんと±0.05mmの高レベル!
◎画像補正以外の材料の位置合わせが精密!
AとB、2種類の型を使ってシートをプレス加工する場合、次のように行います。
1工程目、Aの型でプレスする際、シートに位置合わせの目印・基準となる小さな「ガイド穴」を開けながら、部品の一部をプレス加工。
2工程目、Bの型でプレスする際、プレス機にあるピンがガイド穴を拾い、Aの型で抜かれたシートを正しい位置に固定してからプレス加工。
こうして、AとBの2つの型で正しい位置で抜かれた製品ができあがります。
◎特殊な金型加工が精密!
具体的には「バリレス加工」と「テーパー加工」の両方に対応した「バリレステーパーカット」が強みです。主に交換レンズ用遮光ワッシャーの加工で活躍します。
「バリレス加工」はその名の通り、バリが極力出ないようにカットする技術。スワコーはプレスした断面や端面のバリレスを実現します。
「テーパー加工」はドーナツ形状の内径の断面を斜めにカットする技術。光の乱反射量を抑制するのに効果を発揮します。
\スワコーは常に精密加工を追求し続けています!/
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地球環境問題に配慮した脱石油の動き。そこから生まれた電気自動車を支えるのが「リチウムイオン電池」です。従来の電池よりも軽くて小さいながらも、非常に大量の蓄電が可能。しかも、放電後は充電できるので、繰り返し使えるのも利点です。コンビニエンスストアや道の駅などの駐車場の片隅で車が充電している様子を目にした人もいるはず。あれは車載リチウムイオン電池に充電しているのです。