加工技術情報
2025.12.22
あなたの世界をちょっとヨクスル ~樹脂印刷への加工編~
本日もスワコーのブログへのご訪問、ありがとうございます!今回の「ヨクスル」シリーズのテーマは「樹脂印刷への加工」です。印刷対象の素材はPETフィルムやポリカーボネート、アクリル板などの樹脂素材。そう、スワコーがプレス加工、レーザー加工、ラミネート加工などで得意とする素材です。ですから、今からお伝えする特殊な樹脂印刷品に対する加工にもスワコーは長けています!
\ココが強み!/
スワコーの樹脂印刷への加工
◎単なる加飾ではない「機能性付与」の樹脂印刷品への加工が可能!
合成樹脂素材の表面に、いわゆる「加飾」の目的で文字やデザインを印刷することは比較的簡単です。一方で、工業製品に新たな価値を加える「機能性付与」の樹脂印刷は「特殊印刷」とも呼ばれ、高度な技術が必要。そして、特殊印刷された樹脂製品・樹脂部品に対してさらに加工を施すのは難しいもの。スワコーはそれを難なくこなします!
◎とくに次の2つの特殊印刷品に対する加工が得意!
フィルムアンテナ
自動車のフロントガラスなどに貼り付けるフィルム状のアンテナ。主な目的はカーナビゲーションシステムのGPSやVICS(渋滞情報)、地上デジタル放送などの電波受信です。
このフィルムアンテナは、合成樹脂フィルムに特殊印刷を施して電波受信を可能にしています。印刷には導電インクを使用。主に銀ペーストインク、銅ペーストインク、カーボンペストインクなどが使われます。
スワコーでは銀ペーストをはじめとする導電インクで特殊印刷されたフィルムアンテナのプレス加工、および転写シート加工を行います。
メタルメッシュセンサー
指先1つでスマートフォン、タブレット、車載ディスプレイなどのタッチパネルを操作できるのは電極が配置されているから。この電極には従来、ITO(Indium Tin Oxide=酸化インジウムスズ)膜を使用してきましたが、希少な素材で高価なことが難点でした。
そこで、ITO膜の代替品として頭角を現してきたのが「メタルメッシュセンサー」。金属配線を格子状に配置した「膜」のような構造を持ったセンサーで、中でもメジャーなのが「銅メッシュセンサー」です。
ITO膜にも匹敵する透明性を有し、ITO膜よりも電気抵抗が低いことから、タッチパネルの応答性向上に寄与しています。また、大型化や曲面化に対応できるのもメリットです。
スワコーではこの銅メッシュセンサーのプレス加工、および粘着シートの貼り合わせ加工を行います。
\「銀ペースト印刷フィルムアンテナ」「銅メッシュセンサー」の二次加工に困ったら、スワコーへ!/
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地球環境問題に配慮した脱石油の動き。そこから生まれた電気自動車を支えるのが「リチウムイオン電池」です。従来の電池よりも軽くて小さいながらも、非常に大量の蓄電が可能。しかも、放電後は充電できるので、繰り返し使えるのも利点です。コンビニエンスストアや道の駅などの駐車場の片隅で車が充電している様子を目にした人もいるはず。あれは車載リチウムイオン電池に充電しているのです。

