加工技術情報
2026.02.23
「スワコーさん、こんなこともできるんだ!」と知ってほしいから、ズバッと取引事例を紹介します。~車載電子ミラー用HCフィルム加工~
いつもスワコーのブログをお読みいただき、ありがとうございます!今回は自動車関連部品メーカーのA社さんにご提供している製品の実例を紹介します。A社さんとはもともと、スワコーの大得意分野「OCA加工」「機能性HC(ハードコート)フィルム加工」でお付き合いがありました。しかも、10年以上前から!そして、ある日、A社さんからある製品に関して「スワコーさん、お願いします!」とお声がかかりました。
A社(自動車関連部品メーカー)の例
Q ある製品とは?
A 車載電子ミラー用のHCフィルムです。
A社さんにとって、自動車用の電子ミラーの製造は初の取り組み。その際、スワコーの過去のディスプレイ関連業務での実績が評価され、電子ミラーに使用するHCフィルムの加工依頼が寄せられました。
Q HCフィルム加工に対するA社さんからのご要望は?
A 主に2つの非常に厳しい要求がありました。
1つは、材料の管理方法です。使用するHCフィルムは一般的なフィルムとは異なる特殊な性質を持つ機能性フィルム。管理方法を誤ると、運転手の視野に重大な問題が発生します。そのため、品質保持のため、材料の管理方法について非常に厳しい要求がありました。
もう1つは、寸法管理を含めた加工精度です。車載電子ミラーは楕円形。カーナビゲーションシステムのディスプレイのような真四角とは異なる特殊な形状です。その形状に寸分たがわず合致する高精度のフィルム加工を求められました。
Q ご要望に対するスワコーさんの対応は?
A 試作段階でA社さんと綿密にやり取りを行いました。
この案件、スワコーにとって非常に難易度の高いものでした。A社さんへ提出したサンプルだけでも5〜10に及び、それ以外にも社内での試作検証を数多く実施。どのような管理方法が最適かをA社さんと協力して密にやり取りしながら模索し、工程もしっかりと作り込んでいきました。そうして厳しい要求をクリアし、無事に量産体制を立ち上げ、現在に至っています。
\A社さんからはスワコーの技術力に「満点の通知表」をいただいたと自負しています!/
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電気自動車に搭載されるリチウムイオン電池には「小型で軽量ながら大量の蓄電が可能」「充電可能」「長寿命」といったメリットがあります。一方で難点も。その1つが発火の危険性です。たとえば車両が事故を起こしてリチウムイオン電池にダメージが加わった場合、熱暴走によって発火につながる恐れも。対策のために車載リチウムイオン電池には絶縁体や熱電熱シートといった部材が欠かせません。
