OCA（Optical Clear Adhesive：光学用透明粘着シート）～加工編～

OCAは、非常に柔らかく糊が伸びやすい材料の為、打抜き加工が難しくなります。
今回は、加工における一般的な難しい点を上げてみます。

① 非常に柔らかく変形しやすい（特に切断面付近）
② 糊のはみ出し、糊欠けが発生しやすい　
③ 表裏のセパレータ（PET）の剥離バランスの調整
④ 材料が厚くなると製品となる部分の周囲の不要部（カス）除去が困難

特に①、④は、OCAを貼合するメーカー様の歩留りに大きく影響を及ぼします。
当社は、独自開発したOCA加工専用機と金型技術で材料へ応力を極力低減させ、変形・糊はみ出し／欠けを防ぐことができます。また、OCAの厚さが厚くなるほど歩留りが悪くなりますが、1.5mmの厚いOCAも高歩留で加工ができ低コストを実現できます。
剥離バランスは、２０年に渡る加工経験と剥離データの蓄積により適切なPETセパレーターを選定しております。