加工技術情報
2024.10.23
あなたの世界をちょっとヨクスル～スワコーの「型」編～
本日もスワコーのブログへのご訪問、ありがとうございます！今回の「ヨクスル」シリーズは「型」が主役。というのも、前回の「精密抜き加工」や以前ご紹介したロータリー加工で必要不可欠＝スワコーに必要不可欠な存在だから！スワコー自慢の「型」が高い精度・高い品質・適切なコストでの加工を実現しています。
一番に知ってほしい！スワコーは型を内製
「型の準備がちょっと大変」といったお悩みを抱えるあなたに朗報！スワコーではマシニングやレーザー設備による自社内での高精度な型の作成も可能です。長年の経験・ノウハウを蓄積して技術力向上に余念のないスワコーだからこそ、「型のご相談もぜひ！」と胸を張れます。
では、フィルム・シート加工用の主な型をご紹介！
■金型
フィルムやシートの材質や厚みに合わせて精密な金型を設計します。その上で、ピナクル型などと組み合せて、最適な抜型で精密に打ち抜き加工を行います。
■シール型
レーザー加工機で製品形状にカットしたアクリル板などの樹脂板に、製品形状に折り曲げた板状の刃物をはめ込んだ型。印刷ラベルといった、薄い材料などの加工時に使用する安価な一般的な抜き型です。
■ビク型・トムソン型
レーザー加工機で製品形状にカットしたべニヤ板に、製品形状に折り曲げた板状の刃物をはめ込んだ型。段ボール・皮革・プラスチックフィルム・両面テープなどの加工時に使用する安価な一般的な抜き型です。
■彫刻型
SKDなどの金属材料をマシニングセンターで切削して高精度な刃を作成。熟練工による最終仕上げでは、焼き入れをして刃の部分を硬くし、耐久性の向上も行います。こちらもリードタイムが長めで、比較的価格も高めです。
■ダイカットロール型
ロータリー加工用の型で、大ロット品、比較的薄い材料、難加工材料に最適。なお、CNCフライスで円筒形の金属に刃を作成後、熟練工の手で仕上げが入る分、製造リードタイムが長く、価格は比較的高めです。
■ピナクル型
ピナクル型は株式会社塚谷刃物製作所の登録商標「ピナクルダイ」の略称です。金属の薄い板をエッジングと機械加工で寸法精度の良い刃物の形状に形成した抜き型。刃の高さが最大2mm程度のため、フィルム・両面テープなどの薄い材料の加工に最適です。
■輪転ピナクル型
ピナクル型を円形に丸めて作成したロータリー加工用の型。マグネットロールに輪転ピナクル型を巻き付けてロータリープレス機にセットして使用します。比較的薄い材料で、大量生産品に適しています。
———————————————
地球環境問題に配慮した脱石油の動き。そこから生まれた電気自動車を支えるのが「リチウムイオン電池」です。従来の電池よりも軽くて小さいながらも、非常に大量の蓄電が可能。しかも、放電後は充電できるので、繰り返し使えるのも利点です。コンビニエンスストアや道の駅などの駐車場の片隅で車が充電している様子を目にした人もいるはず。あれは車載リチウムイオン電池に充電しているのです。
